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なぜ貴乃花親方は引退しなければならなかったのか
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本日、貴乃花親方の引退に伴い、旧貴乃花部屋の力士らの千賀ノ浦部屋への引っ越しを行った。 日本相撲協会をはじめスポーツ協会への問題提起を本ブログで過去何度も取り上げてきているので、本テーマを取り上げるのを躊躇していたが、見るに堪えないので終わったことかもしれないが、平成の大横綱、貴乃花親方の引退について再度取り上げてみる。 2018年9月25日、貴乃花親方は、年寄の引退届を日本相撲協会に提出した旨の会見を行った。 ・本年8月7日、日本相撲協会より、貴乃花親方が本年3月に提出し、後に取り下げた告発状が「事実無根」であることが協会の見解であるとの書面が貴乃花親方に届いた。 それに対し、貴乃花親方自身は事実である旨の書面を返却した。 ・本年9月場所後半に、「すべての親方は一門のいずれかに所属しなければならず、一門に所属しない親方は部屋を持つことができない」という決定が理事会でなされたことを役員の親方から始めて直接聞かされた。 それ以前には、相撲担当の記者からは聞かされていた。 ・一門に所属することは一門の方針に従うことが前提となるので、貴乃花親方は、告発状を事実無根と認めない限り相撲協会には居られないと判断し、引退を決断した。 この見解に対し、芝田山広報部長は、速やかに同日会見を行った。 ・告発状が事実無根であると認めなければ親方を辞めなければならないと、貴乃花親方に“圧力”を掛けた事実はない。 ・全ての年寄は既存の5つの一門に所属しなければならないということは7月の理事会で決定しているが、一門に所属しない親方は辞めなければならないという事実はない。 貴乃花親方の退職が決定した本年10月1日に、八角理事長や尾車事業部長は貴乃花親方の退職について会見を行った。 ・本年9月27日の理事会までに所属一門が決まらなくても、辛抱強く貴乃花親方と協議するつもりだった。 ・理事会が親方を締め出すようなことはできない。 これらの話で、何ら行き違いや矛盾を感じないが、問題点や疑問点を感じる。 ・告発状が本当に「事実無根」なのか。 ・7月の理事会で決定されたことが、なぜ文書で公開されなかったのか。 相撲担当記者は、貴乃花親方が知らなかったことや文書が出ていないことを聞いても、なぜ疑問を感じなかったのか。 ・全年寄が既存の5つの一門に所属しなければならないという規則は、コンプライアンス上、問題はないのか。 少なくともこれらの問題に関して、日本相撲協会自身で解決能力がないというか、問題認識すらないようなので、内閣府なりの第三者が真実の解明と問題点の改善指示をする必要がある。 これらの背景として以下のものがある。 ・全ての年寄は既存の一門に属さなければならないので、元貴乃花一門の年寄は他の既存の一門に移籍しなければならない。 ・貴乃花一門の長である貴乃花親方は理事ではなくなったので、貴乃花一門は一門として存続できない。 ・理事選挙は記名式になったので、誰が誰に投票したのかが明示的になり、貴乃花親方への投票はできにくくなり、そのため貴乃花親方は当選しなかった可能性を残す。 <投票方式の変更は、コンプライアンス上、問題はないのか。> ・内部告発状が撤回されたことにより協会は外部チェックを免れ、内部チェックのみによって事実無根との結論を出し、貴乃花親方は事実無根の内部告発状作成者との汚名を着せられることになった。 <内閣府が内部告発状の真偽を協会に確認するのは無意味ではないか。> ・貴乃花部屋に暴力事件が発生し、このことの弱みを協会から指摘されることを恐れたのか、提出した内部告発状を自ら撤回した。 ・貴ノ岩関傷害事件が協会によってもみ消されようとしていることや貴乃花親方の不当な処遇を受けて、貴乃花親方は内部告発状を内閣府に提出した。 ・貴乃花親方は、警察に届ける前に協会に報告しなかったことにより、職務違反との指摘を受ける。 <警察への届け出と協会への報告との後先は大きな問題ではないので、この指摘はもみ消しを目的としていると推定され、「[[公益通報者保護法>内部通報者保護について思う]]」に抵触したり、コンプライアンス上問題はないのか。> ・貴乃花親方は、貴ノ岩関傷害事件を認識し、巡業部長として地元警察に届け出した。 (このとき、協会にも口頭連絡をしたが、もみ消すように指導されたとも言われるが、客観的証拠がない。) 投稿者の偏見だが、日本相撲協会には、八角理事長をトップとする守旧派、貴乃花親方をトップとする改革派、白鵬関をトップとするモンゴル派の3つの派閥が少なくともあったのではないか。 八角理事長と貴乃花親方は、八角理事長は年長者だが、貴乃花親方とほぼ同世代のライバルであり、白鵬関は現役であり少なくとも年齢的に八角理事長とはライバル関係にはない。 八角理事長としては大相撲を盛り上げてくれている現役の白鵬関を味方につける方が自身の延命には得策である。 貴乃花親方は、年齢的に八角理事長のライバルであり、白鵬関とは相撲道の違いからのライバルである。 貴ノ岩関傷害事件は、貴ノ岩関が貴乃花親方派と白鵬関派の狭間にいた背景もあり、本来白鵬関は傷害事件の当事者のはずだが、八角理事長との連携により責任を回避している疑いがある。 八角理事長に理事長としてどのような功績があるのか知らないが、ある方に言わせると稀勢の里関という日本人横綱をつくり、大相撲を盛り上げたことが功績のひとつに挙げられるそうだ。 日本人横綱をつくりたいばかりに安易に稀勢の里関を横綱にして、結果として稀勢の里関を苦しめ、早期引退の危機まで招いたことのどこが功績と言えるのだろうか。 八角理事長は貴乃花親方の退職が決定してから、大相撲に多大な貢献がある惜しい人物を失って誠に残念だと語ったそうだが、白々しい限りだ。 「平成の大横綱」が大相撲協会を辞める必要があったのかなどと、貴乃花親方を惜しむ声が聞かれるが、大横綱であろうとなかろうと、協会のパワハラで辞めさせられることがあってはならず、「平成の大横綱」というメディアのキーワードは、意図的かどうかは別として、論点のすり替えでしかない。 平成最大の横綱は誰なのか、貴乃花関か、白鵬関か。 貴乃花親方の退職により、協会内の平成の大横綱は、文句なく白鵬関になった。 白鵬関派の悪口を言いたいわけではないが、八角理事長を盛り上げて気持ち良く引退していただけば、後は白鵬派のやりたい放題ということか。 以前、[[白鵬関が「膿を出し切る」言っていた>日馬富士関が引退するそうだが、貴乃花親方はどうするのだろうか]]、「膿」とは貴乃花親方のことだったのか。 もはや日本相撲協会による自浄作用は期待できないので、内閣府や文部科学省、スポーツ庁など、どこでもよいが、「全員野球内閣」で日本相撲協会の外部からの改革を早急にしていただきたい。 参考 - [[日本相撲協会に対するマスメディアの対応について]] - [[元横綱日馬富士暴行事件での評議員会の発表について]] #BR #hr ―2018.10.2―
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本日、貴乃花親方の引退に伴い、旧貴乃花部屋の力士らの千賀ノ浦部屋への引っ越しを行った。 日本相撲協会をはじめスポーツ協会への問題提起を本ブログで過去何度も取り上げてきているので、本テーマを取り上げるのを躊躇していたが、見るに堪えないので終わったことかもしれないが、平成の大横綱、貴乃花親方の引退について再度取り上げてみる。 2018年9月25日、貴乃花親方は、年寄の引退届を日本相撲協会に提出した旨の会見を行った。 ・本年8月7日、日本相撲協会より、貴乃花親方が本年3月に提出し、後に取り下げた告発状が「事実無根」であることが協会の見解であるとの書面が貴乃花親方に届いた。 それに対し、貴乃花親方自身は事実である旨の書面を返却した。 ・本年9月場所後半に、「すべての親方は一門のいずれかに所属しなければならず、一門に所属しない親方は部屋を持つことができない」という決定が理事会でなされたことを役員の親方から始めて直接聞かされた。 それ以前には、相撲担当の記者からは聞かされていた。 ・一門に所属することは一門の方針に従うことが前提となるので、貴乃花親方は、告発状を事実無根と認めない限り相撲協会には居られないと判断し、引退を決断した。 この見解に対し、芝田山広報部長は、速やかに同日会見を行った。 ・告発状が事実無根であると認めなければ親方を辞めなければならないと、貴乃花親方に“圧力”を掛けた事実はない。 ・全ての年寄は既存の5つの一門に所属しなければならないということは7月の理事会で決定しているが、一門に所属しない親方は辞めなければならないという事実はない。 貴乃花親方の退職が決定した本年10月1日に、八角理事長や尾車事業部長は貴乃花親方の退職について会見を行った。 ・本年9月27日の理事会までに所属一門が決まらなくても、辛抱強く貴乃花親方と協議するつもりだった。 ・理事会が親方を締め出すようなことはできない。 これらの話で、何ら行き違いや矛盾を感じないが、問題点や疑問点を感じる。 ・告発状が本当に「事実無根」なのか。 ・7月の理事会で決定されたことが、なぜ文書で公開されなかったのか。 相撲担当記者は、貴乃花親方が知らなかったことや文書が出ていないことを聞いても、なぜ疑問を感じなかったのか。 ・全年寄が既存の5つの一門に所属しなければならないという規則は、コンプライアンス上、問題はないのか。 少なくともこれらの問題に関して、日本相撲協会自身で解決能力がないというか、問題認識すらないようなので、内閣府なりの第三者が真実の解明と問題点の改善指示をする必要がある。 これらの背景として以下のものがある。 ・全ての年寄は既存の一門に属さなければならないので、元貴乃花一門の年寄は他の既存の一門に移籍しなければならない。 ・貴乃花一門の長である貴乃花親方は理事ではなくなったので、貴乃花一門は一門として存続できない。 ・理事選挙は記名式になったので、誰が誰に投票したのかが明示的になり、貴乃花親方への投票はできにくくなり、そのため貴乃花親方は当選しなかった可能性を残す。 <投票方式の変更は、コンプライアンス上、問題はないのか。> ・内部告発状が撤回されたことにより協会は外部チェックを免れ、内部チェックのみによって事実無根との結論を出し、貴乃花親方は事実無根の内部告発状作成者との汚名を着せられることになった。 <内閣府が内部告発状の真偽を協会に確認するのは無意味ではないか。> ・貴乃花部屋に暴力事件が発生し、このことの弱みを協会から指摘されることを恐れたのか、提出した内部告発状を自ら撤回した。 ・貴ノ岩関傷害事件が協会によってもみ消されようとしていることや貴乃花親方の不当な処遇を受けて、貴乃花親方は内部告発状を内閣府に提出した。 ・貴乃花親方は、警察に届ける前に協会に報告しなかったことにより、職務違反との指摘を受ける。 <警察への届け出と協会への報告との後先は大きな問題ではないので、この指摘はもみ消しを目的としていると推定され、「[[公益通報者保護法>内部通報者保護について思う]]」に抵触したり、コンプライアンス上問題はないのか。> ・貴乃花親方は、貴ノ岩関傷害事件を認識し、巡業部長として地元警察に届け出した。 (このとき、協会にも口頭連絡をしたが、もみ消すように指導されたとも言われるが、客観的証拠がない。) 投稿者の偏見だが、日本相撲協会には、八角理事長をトップとする守旧派、貴乃花親方をトップとする改革派、白鵬関をトップとするモンゴル派の3つの派閥が少なくともあったのではないか。 八角理事長と貴乃花親方は、八角理事長は年長者だが、貴乃花親方とほぼ同世代のライバルであり、白鵬関は現役であり少なくとも年齢的に八角理事長とはライバル関係にはない。 八角理事長としては大相撲を盛り上げてくれている現役の白鵬関を味方につける方が自身の延命には得策である。 貴乃花親方は、年齢的に八角理事長のライバルであり、白鵬関とは相撲道の違いからのライバルである。 貴ノ岩関傷害事件は、貴ノ岩関が貴乃花親方派と白鵬関派の狭間にいた背景もあり、本来白鵬関は傷害事件の当事者のはずだが、八角理事長との連携により責任を回避している疑いがある。 八角理事長に理事長としてどのような功績があるのか知らないが、ある方に言わせると稀勢の里関という日本人横綱をつくり、大相撲を盛り上げたことが功績のひとつに挙げられるそうだ。 日本人横綱をつくりたいばかりに安易に稀勢の里関を横綱にして、結果として稀勢の里関を苦しめ、早期引退の危機まで招いたことのどこが功績と言えるのだろうか。 八角理事長は貴乃花親方の退職が決定してから、大相撲に多大な貢献がある惜しい人物を失って誠に残念だと語ったそうだが、白々しい限りだ。 「平成の大横綱」が大相撲協会を辞める必要があったのかなどと、貴乃花親方を惜しむ声が聞かれるが、大横綱であろうとなかろうと、協会のパワハラで辞めさせられることがあってはならず、「平成の大横綱」というメディアのキーワードは、意図的かどうかは別として、論点のすり替えでしかない。 平成最大の横綱は誰なのか、貴乃花関か、白鵬関か。 貴乃花親方の退職により、協会内の平成の大横綱は、文句なく白鵬関になった。 白鵬関派の悪口を言いたいわけではないが、八角理事長を盛り上げて気持ち良く引退していただけば、後は白鵬派のやりたい放題ということか。 以前、[[白鵬関が「膿を出し切る」言っていた>日馬富士関が引退するそうだが、貴乃花親方はどうするのだろうか]]、「膿」とは貴乃花親方のことだったのか。 もはや日本相撲協会による自浄作用は期待できないので、内閣府や文部科学省、スポーツ庁など、どこでもよいが、「全員野球内閣」で日本相撲協会の外部からの改革を早急にしていただきたい。 参考 - [[日本相撲協会に対するマスメディアの対応について]] - [[元横綱日馬富士暴行事件での評議員会の発表について]] #BR #hr ―2018.10.2―
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