映画「ラストレシピ」を鑑賞して

Last-modified: Sun, 21 Oct 2018 14:40:24 JST (2036d)
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 先日、映画「ラストレシピ」を鑑賞してきた。 気楽に肩の凝らない映画鑑賞のつもりで観に行ったが、後味の悪い映画だった。 製作にテレビ朝日とあったので、ちょっと嫌な予感がしたが、的中してしまった。

ストーリーとしては(ネタバレごめん)
 日本が満州でさんざん悪いことをして日本国内で評価をあげているなか、新しい責任者もそれ以上の評価をあげるために新たな悪事を企てるというお話である。 その悪事の企ての一環として、中国の素晴らしい文化に挑戦するため、日本でもそれ以上の文化遺産を構築することを主人公たちに要請するのである。
 それに対し、中国人やユダヤ人が、若干の紆余曲折はあるものの素直に協力してくれ、後半で日本がそれを裏切るという筋書である。 70年後に、これらの経緯を当時の中国人が中心となって、かのユダヤ人の協力の下、主人公に教えるというお話である。
 (70年前と現代のそれぞれに主人公がいる)

 この映画は、反日の中国によって創られたというのであればまだ理解もできるが、日本によって作製された映画だとはとても思えない。 別にどこかの国のように、他国の人を良く描くことを悪いことだとは思わないが、執拗に自国を悪く描いて、中国など他国を褒めたたえていることに違和感を覚える。 日本人への自虐史観の植付けとこの映画の中国への売り込みを企てているのだろうか。

 それにしても、いったいテレビ朝日はどこの国の企業なのだろうか。 大株主である朝日新聞では個人としての筆頭株主が社主をしているようだが、この方が報道を歪めようとしているのか、あるいは別の所からの圧力があるのかは知らない。 単に吉田茂元総理の呪縛が未だに残っているだけなのかもしれない。


―2017.11.11―