朴槿恵大統領の罷免や籠池氏の退任に思う

Last-modified: Sun, 21 Oct 2018 10:06:31 JST (2036d)
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 韓国の憲法裁判所が朴槿恵大統領の罷免を言い渡した。 日本では籠池泰典理事長が小学校設立断念や理事長退任の会見を行った。 いずれもメディアや多くの国民からは当然とか、今さらというような感想のようだ。 これらの件についての情報をほとんど持っていないので、意見を言う資格を持ち合わせていない。 しかし、近年のメディア報道に疑問を持っている投稿者としては、素直にメディア報道を受け入れることができない。 韓国の司法は民衆に迎合するとの噂もあるが、憲法裁判所は冷静な証拠(事実)に基づいた判断をしたうえでの判決を下したのだろうか。

 これも証拠(事実)に基づいたものかどうかは知らないが、韓国の歴代の大統領はすべて後に罰せられているということは次のいずれかの可能性が考えられる。
・後任の政権は罪の大小にかかわらず前任の政権(政敵)を罰して潰している
・社会的必要悪として、法を犯さないと政権運営がスムーズにできない
・法を犯すような者でないと大統領になれない
 これらのいずれであっても、韓国の司法はその気になれば大統領を罰することができるということになる。

 これが韓国の内政問題に止まるのであれば、韓国人を憐れんでいれば済むことである。 しかし、どちらかと言えば親米の朴政権が倒れて、喜ぶのは北朝鮮と中国である。 韓国での左派勢力は、なぜか中国の属国化や北朝鮮による統合を望んでいるように見える。 このまま左傾化が進んでいくと冗談ではなく、北朝鮮に統合ということになりかねない。 多くの韓国民は本当にそのようなことを理解したうえで、朴大統領の罷免を望んでいるのだろうか。

 韓半島全体の共産化は、日本はもちろん東アジア全体を変えることになり、欧米にも大きな影響を与えることになると推察される。 決してこれは韓国一国の問題ではないと思慮するので、今後の韓国の方向については韓国民の冷静な行動を望む。

 籠池泰典理事長がメディアによると恨み節の会見を開いた。 メディア報道によると、籠池氏はとんでもない悪党のようである。 籠池氏の会見内容が事実であれば果たして本当の悪党なのだろうかと疑問を持ってしまう。 籠池氏には、法に触れることがあったかもしれないし、強引なところがあったのかもしれない。 そして、脇の甘さがあったことは間違いないと推察する。 しかし、メディアや野党が言うように本当に悪党なのかどうかを、事実に則って明確にしていただきたいものである。

 現在揉めているからには、来月からの開校は断念すべきだと考えるが、籠池氏が本当に愛国の念をもって小学校の開設を考えておられるのであれば、次年度に向けて脇を閉めて確実な申請等準備をしていただくことを望む。 メディアが、左派系の学校は黙認するが、右派系の学校は許さないということであれば、中国や北朝鮮が喜ぶだけである。

 杞憂であれば良いが、中国や北朝鮮の影が着々と忍び寄ってきているような気がしてならない。

主な参考
必然の朴氏弾劾は代理戦争、工作員暗躍、親北VS.反北
【森友学園・籠池氏会見】


―2017.3.10―