アジアサッカー連盟の川崎フロンターレへの処分について思う

Last-modified: Sun, 21 Oct 2018 10:13:34 JST (2036d)
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 アジア・サッカー連盟(AFC)が川崎フロンターレに対して、1年間の執行猶予付きでAFC主催試合でのホームゲーム無観客処分と罰金1万5000ドルを科したそうである。 川崎フロンターレあるいは川崎サポーターがどんな悪いことをしたのかがよく分からない。 川崎一部サポーターの行為が「差別に近いもの」を禁止する規約、第58条に抵触するなどと言われているようだが、具体的な処分内容は明かにされていないようでもありよく分からない。

 2017年4月25日、韓国の水原ワールドカップ競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグでの川崎フロンターレ対水原三星ブルーウィングス戦において試合中に川崎サポーター2名が「旭日旗」を掲げていたことが原因で、水原サポーターが川崎の応援スタンドの出口をふさいだことが背景にあるようである。 「旭日旗」は、水原の試合運営担当者によって試合中に没収されているそうである。

 AFCが、水原ワールドカップ運営者や水原三星ブルーウィングスを処分するというのなら理解もできるが、被害者の川崎フロンターレ側が処分されるというのは全く理解できない。 韓国では、日本に対して何をしても「反日無罪」だそうだが、AFCにおいても「反日無罪」が適用されるのだろうか。 韓国で起こった日本人が関連する事件では、AFCでも、無条件に日本人を罰することになるのだろうか。 今後、平昌オリンピックなども行われるようだが、このような日本人差別が堂々とまかり通っている国に、国際大会を開催する資格があるのだろうか。

 「冨田尚弥氏の韓国でのカメラ窃盗事件」でも問題にしたが、韓国では簡単に日本人を罪人にし、日本のスポーツ団体はあまりにも素直にそれらの罪を受け入れてきてはいないだろうか。 日本側は今回の処分の罪状は何かをはっきりと確認して、主張すべきは主張していただきたい。 仮に「旭日旗」に原因があるというのであれば、スポーツ界だけで対応するのではなく、国(政府)としてもしっかりと主張する必要があると思慮する。 日本政府の不甲斐なさが、いずれ、自衛隊も含めて、日本そのものが否定されかねなくなるのではと憂慮する。

 「旭日旗」とは、古来より日本を象徴する旗であり、自衛隊旗等で現在も使用されており、政治的とか差別的とかなどと、他国から非難されるものではない。 日本の国旗(「日章旗」)は、「旭日旗」から光線(「旭光」)を省略し、「日章」のみをデザイン化したものであると考えている。

主な参考
韓国サッカー、またも「旭日旗」に異常反応…なぜ騒動は繰り返されるのか
川崎F社長、旭日旗「政治、差別的なものではない」


―2017.5.4―